COMMENTARY
自作した楽曲の歌詞なんかの解説です。カーソルを合わせると解説が出てきます。
基本はみなさんのご想像にお任せしたいですが、作者はこういう気持ちで作ったよ、という感じのアレです。
あいをんちゅーの言葉さえ
最初の曲は一音ちゃんに歌ってもらうって決めてました。
誰もが一度は思ったことがありそうな言葉を並べ連ねてみたら、なんか歌詞がえらい暗くなっちゃったので
曲調は明るくしました。ファンファーレや行進曲をイメージしてます。
自分がどんなに落ちん込んでようが、気に病んでようが、寂しかろうが、世界は勝手に回るんですよね。
なら、俺が屋上で煙草ふかすのも、その煙草をポイ捨てするのも、ちっぽけな事ですよね。
そんな我儘な寂しがり屋の歌です。
午前3時のトロイメライ
デュエット曲です。この二人はシナジーが高くていいですね。
お風呂に入ってる時にサビの「このまま世界が終わるような気がして僕は音楽をかけた」の
フレーズとメロディを思いついて、そこから広げていった感じです。
KODOMEROIDO達は人工生命体ということもあってよっぽどのことが無きゃ基本不死身なんですが、
一音ちゃんだけはプロトタイプなので寿命があるんですよね。
そんな、いつか終わりが来る彼女と、それを見届けなければならない彼女の、
再会を願う歌です。
ウソツキドール
ピノキオスクリーンデビューおめでとうございました。
知った瞬間にビビッと来て作った曲です。
歌詞は、平仮名が人形、漢字が人形師のイメージなんですが
「幸せ」と「大好き」だけは教えてもらってたんでしょうね。
優しい人形師と、彼のこどものおはなし。
二人は一緒に眠りに就きましたとさ。めでたしめでたし。
ハッピーバースデー
誕生日おめでとう、俺!そんな曲です。
この歳になると誕生日はおめでたい物でもなくなってしまいますが、
それでも一人で迎えるこの日はやっぱり寂しいもんですね。
実はこれ、4姉弟全員で歌ってるんですよ。最後の揃ってハッピーバースデーが個人的推しポインツです。
こんな日くらい、クズな俺だって世界から祝福されたいじゃない。
だって望んで生まれてきたんじゃないんだもの。
縁
未だに、ふとした時に思い出してしまいますね。
それほど彼らの存在が、自分とって、皆にとって大きかったということなんだと思います。
もしかしたら動画で気付いた方もいるかもしれませんが、
2番の歌詞とあの音符の色はそういうことです。彼がいなければ、俺達は出会えなかったから。
いつかまた、あの家で、彼らが笑い合えることを願って。
離れた手が、また繋がることを信じて。
笑顔も涙も寂しい気持ちもひっくるめて、精一杯の大好きを!
花束
初のコラボ曲でございます。
丁度春、出会いと別れの季節ということで、今の俺がいつか未来の誰かさんへ、
伝えられることを詰め込んだ感じになります。
歩みを止める事と、辞める事には大きな差があると思います。
もちろん辞めることで新たな道が開けるかもしれない。…んだけど、どうかどうか、
人生を辞めることだけはしないでください。
リメンバ
この曲は、四音の為に、四音の持ち歌として制作しました。
KODOMEROIDO達って、老化しないから、成長できないんですよ。不老不死ってやつですね。
でも、四音は変わりたかった。彼女のように大きく成りたかった。
人工的にじゃなく、自分の意思で、自分の力で。
諦めるしかなかった。
それでも、成長したかった、変わりたかったと思った気持ちだけは、忘れないで。
パッチワーク
とある、恋する少女の歌です。
彼女の好きな人は、もういないんですよ。空に還ったんです。
だから少女は、諦めなきゃならなかった。でも、諦められなかった。
俺、「海が青いのは空に恋したから、空の色に染まった」って話が大好きなんですよね。
少女は海です。好きな人と同じになりたかった。なので、空に還ることを選びました。
周りがどう思おうと、彼女にとってはそれが一番良いエンディングだったんです。
「綿の夢」は腸とかけてます。
平成ロングラン
平成も終わるし、せっかくだからなんか作るか!と思ったのが4月の中頃でした。おせぇよ。
ゆとりド真ん中の俺が見た平成はぐちゃぐちゃでドロドロで不思議で可笑しかったけど、
それでも友達と過ごした青春はかけがえのないものだったし、真夜中に見る星空はキラキラ輝いて見えた。
もう色褪せてしまった虹彩は世界をそれほど美しく見ることは出来なくなってきたけど、
その分、泣いてる誰かに寄り添う為の材料をくれた。
そんな過ぎ去った31年に想いを馳せつつ、明日も呼吸をしよう。そんな歌です。
デイライト
一音ちゃん公開一周年記念曲です。
十畳半のワンルームで、ぽつぽつ曲をつくる俺と、それを歌ってくれる彼ら。なんとなくで続けているこの行為が、
いつか、届けたいだれかさんに届いたらいいな。そう思いながら、わからないなりに音楽をつくっています。
ただしそれは多分誰の為でもなく、自分の為なんだとおもうけれど、それはそれでいいのかなーと。
きっと明日も俺は風呂で寝落ちするし、お茶こぼすし、泣きながら仕事するし、褒められたら調子に乗る。
それに、ここにいるから。何かあったら聴きに来てね。
八月
毎年、お盆になると地元の花火大会に来る黄色い浴衣の女の子の歌。
妹に誕生日おめでと~~~!て言いながら叩きつけたやつです。
高校から県外のとこに通ってたので、中学までの同級生と会うのなんて盆祭りくらいだったんですよね。
毎年、合うたびに少しずつ変わっていく同級生たちを見て、果たしてあの卒業の季節から
変わらない部分があるのだろうか?と疑問に思ったり、思わなかったり。まぁどっちでもいいんですけどね。
でももし、変わらない事があるなら、それはあの時確かに抱いた恋心なんじゃないでしょうか。